菊芋由来のイヌリン
菊芋とは
菊芋とは、北アメリカ原産の多年草。日本には明治初頭に伝わり、昭和の戦後に普及しました。
天然のインスリンと言われるのは、インスリンの分泌を促すGLP-!ホルモンの分泌促進作用があり、糖質の吸収を抑え余分な糖分を体外へ排出する事でインスリンサポートを行う働きから、天然のインスリンと呼ばれます。
世界が研究
菊芋の研究をドイツ・アメリカ・フランス・ハンガリーが本格的に開始しました。
日本でも京都霊長類研究所や東京女子医大名誉教授による治験や研究が進められ、文部科学省から助成金が拠出されました。

菊芋の主成分イヌリン
※ 多糖類
ブドウ糖に果糖が2~30個ほどつながった果糖の重合体で、人間の消化器では分解できない(分解できる酵素が無い)ため大腸の腸内細菌によってはじめて代謝されます。
※ 水溶性の食物繊維
水に溶けやすい性質のの食物繊維で、血糖値の上昇抑制・腸内環境正常化・ダイエット・悪玉菌増殖抑制などの作用があります。
※ プレバイオティクス
善玉菌の有用菌のエサとなり腸内フローラを改善しバランスを整えます。
期待される効果効能
※ 糖尿病の予防・改善
血糖値・HbA1c
※ 生活習慣病予防・改善
中性脂肪・血圧・コレステロール・尿酸値
※ ダイエット
GLP-1ホルモン・食欲抑制・脂肪細胞肥大抑制
※ 腸内フローラの改善
短鎖脂肪酸生成・便秘改善・免疫力UP・代謝UP
※ ホルモンバランスを整える
ホルモン分泌・バランス調整・女性ホルモン合成促進

糖尿病への効果
※ 身体に糖を吸収されにくくする
水溶性の食物繊維であるイヌリンは、胃腸を通過する際に水分を吸収してゲル状に膨らみ腸壁に膜を作ります。イヌリンの膜で「糖分・塩分・脂肪分」の吸収を穏やかにするとともに、胃から腸へゆっくり移動しながら余剰な糖分を包み込み体外へと排出します。
※ インスリン抵抗性の改善と分泌を促進
イヌリンをエサとして善玉菌が作り出す短鎖脂肪酸がインスリン抵抗性を改善。
さらに大腸でGLP-1ホルモン(インスリン分泌促進ホルモン)の分泌を促し、糖が吸収される前にインスリン分泌のスイッチを入れ、血糖値の急激な上昇をブロックします。

【記事作成日】2024年10月13日
【記事タイトル】イヌリンの効果
【作成者】企画開発部 Noboru Suyama




