痛風と腸内環境の関係

痛風とは

痛風とは字のごとく、風にあたっても痛いと言われるぐらいの激痛を伴う症状。

血液中の尿酸値が上昇(高尿酸血症)し飽和溶解度を超えると、 関節内に尿酸塩結晶が生じます。 この結晶を白血球が処理する際、痛風発作(急性関節炎)が発症します。痛風状態が続くと腎機能が悪化して腎不全となります。

痛風の患者数

患者数は約125万人、予備軍は約500万人といわれ、30~50代の特に男性(男女比約20:1)に多いのが特徴です。

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痛風の原因

痛風の原因として認知されているのは「プリン体」ですね。
プリン体から尿酸が作り出されているからです。

では、プリン体を摂取しなければ良いとなりますよね、しかし、それだけでは悪くなった身体を元の状態に戻す事は難しいといえます。なぜなら、原因はプリン体の摂取だけではなく、暴飲・暴食、肥満、激しい運動、ストレス、老化などにより、腎臓から尿酸を排出する機能が低下してしまっているからです。

なので、生活習慣を改善する事が大切といえます。

また、腸内環境を改善する事で痛風が改善される研究が東京薬科大学の市田公美教授や防衛医科大学校、東京大学病院で行われています。

 腸内細菌の影響

腸内細菌は、私たちの消化・代謝に重要な役割を果たしています。
特定の腸内細菌の存在やバランスが変化すると、尿酸の代謝に影響を与える可能性はあります。例えば、腸内細菌の代謝活動によって、尿酸の生成量や排泄が変化する事が判明しております。

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尿酸の生成と代謝

主に肝臓で分解され尿酸となり,一時的に体内に溜め込まれた後,尿や便として排泄されます。また、腸内細菌の代謝活動により、尿酸の代謝が変化することが報告されています。特定の腸内細菌はプリン体を代謝し、それによって尿酸が増加する事も判明しております。

東京大学の研究では、腸内の乳酸菌が多いとプリン体を大幅に抑えられる事が判明しております(下記参照)

まとめ

痛風はプリン体が原因でそれを抑制して行く事に注目し過ぎなのではないかと感じております。そもそもの自分の身体の状態を理解して対策を立てないと改善するには遠い道のりになってしまいます。

腸内環境を整え、生活習慣を正し、プリン体を控える事が痛風の改善の近道だと思います。

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老化で増えるプリン体は腸内細菌が原因

東京大学での研究内容です。

腸内環境を良くする事で痛風や糖尿病、様々な疾患を改善する事が解かります。
腸内環境を良くする事で健康管理しましょう。

東京大学での研究

老化で増えるプリン体は腸内細菌が原因
https://www.f.u-tokyo.ac.jp/manages/topics/data/1599822441_1.pdf

痛風には腸の働きも関与している

痛風の原因となる「高尿酸血症」はこれまで、尿酸を体外に排せつする腎臓の機能低下などによって起きると考えられていたが、東京薬科大学の市田公美教授や防衛医科大学校、東京大学病院などの研究チームは、さらに腸管の働き低下も大きく関与していることを突き止めた。

尿酸の排せつに関与するタンパク質「ABCG2」に注目し、高尿酸血症の外来患者644人を調べたところ、そのほとんどでABCG2の機能が低下していた。このタンパク質をつくる「Abcg2遺伝子」が欠損したマウスで実験すると、腸管からの尿酸排せつが減る一方で、腎臓からの尿酸排せつが増え、血清中の尿酸値も高まった。

このことから高尿酸血症の原因には、体内で尿酸が過剰に生産されているタイプのほかに、腸管の尿酸排せつ機能の低下によって腎臓が過重負担となり、腎臓が機能低下に陥ったタイプもあるものと考えられ、新しい遺伝子治療の開発にもつながりそうだという。今回の研究結果は、英科学誌「Nature Communications」(4月3日号)に発表された。

https://scienceportal.jst.go.jp/newsflash/20120404_01/index.html

科学技術振興機構より

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DMエンザイムの原料は、厳選された有機栽培です。
農薬や化学肥料不使用の材料を使用して発酵熟成をしています。

また、保存料、香料、添加物、着色料、人工甘味料(食品添加物)、白砂糖等の身体に悪い物は一切不使用
そして、腸内細菌のエサとなる、プレバイオティクス発酵食品です。

【記事作成日】2025年1月15日
【記事タイトル】痛風と腸内環境の関係
【作成者】企画開発部 Noboru Suyama

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