今回は睡眠と免疫力の関係に注目したいと思います。
睡眠は人間にとって欠かせない行動であり、睡眠を取らずに生きていく事は不可能です。
動物もそうですが、睡眠で身体の不調を改善したり、生育をしたり、疲れを取ったりします。人間の生命力的理論で睡眠が1番大切です。次に食事、そして運動となります。睡眠は脳や身体を休息させ、成長ホルモンを分泌して再生や修復を行います。自然免疫を高める為に睡眠は絶対に必要で、睡眠不足になると免疫力が低下することは研究でも証明されております。
食事や笑いと同じように、今回は、睡眠で自然免疫力を高める内容にフォーカス致します。
睡眠がなぜ免疫力UPに有効なのか
睡眠の質と種類
「寝不足が続くと風邪をひく」という言葉を聞いた事はないですか?アメリカの研究で睡眠時間が7時間半未満の人は7時間半以上寝る人に比べて3倍以上の確率で風邪をひくという研究結果が出ております。自然免疫を高め活発化させるには睡眠が必要になります、もちろん食事や笑い等でも自然免疫を高められますが1番は睡眠になります。
睡眠には大きく2種類にわかれます。「レム睡眠」「ノンレム睡眠」です。

レム睡眠
寝ているのですが脳が活発に動いている状態で、瞼の下の目がピクピク動いている浅い眠りの事を言います。主に夢を見ている時はレム睡眠状態です。
ノンレム睡眠
脳が休息している状態で、深い眠りの事を言います。脳や身体の疲労回復や免疫力増加を行うので重要な眠りと言われており、眠りの深さにより4段階に分けられています。
眠りの仕組み
睡眠は深いノンレム睡眠(段階3と4)から始まり、睡眠欲求が低下する朝方に向けて徐々に浅いノンレム睡眠(段階1と2)が増えてゆきます。その間に約90分周期でレム睡眠が繰り返し出現し、睡眠後半に向けて徐々に一回ごとのレム睡眠時間が増加してゆきます。

画像:古賀良彦.『睡眠と脳の科学』より

睡眠はとても重要です

寝不足だと、お肌もバサバサになますね

できれば、7時間以上の睡眠をとるのが理想的ですね
睡眠と免疫の関係について
ノンレム睡眠時に成長ホルモンが多く分泌され免疫細胞が増加されます。また質の良い睡眠が大事で、質の悪い睡眠だと成長ホルモンの分泌が悪くなり免疫細胞が減少し自然免疫の能力が低下してしまいます。
寝不足の人の顔が酷い状態になるのは自然免疫細胞の減少による症状と見受けられます。免疫機能には大きく2つの種類があり、「細胞性免疫」「液性免疫」です。細胞性免疫は身体に侵入して来たウイルスや感染細胞と戦うディフェンス機能なのですが、睡眠不足により細胞性免疫の数が減少し働きが低下します、まず最初にナチュラルキラー細胞が機能低下を起こします。
睡眠不足は液性免疫も低下させます、液性免疫はリンパ液に含まれるたんぱく質で睡眠不足による機能低下により、善玉ペプチドが悪玉ペプチドに変化しさらに機能低下に繋がります。
免疫と睡眠の関係としては、例えば、ウイルスに感染してしまったとします、そうすると免疫細胞がウイルスや感染細胞を攻撃すべく「サイトカイン」という物質を放出します。
「サイトカイン」は主に「インターフェロン」「インターロイキン」と言われており、白血球や神経細胞から出てきますが、免疫力を増強するだけではなく深いノンレム睡眠に誘導し発熱を引き起こします。発熱するのはウイルスや感染細胞が熱に弱いとサイトカインは知っているからなのです。
この様に睡眠が免疫力の向上に深く関わっている事が証明されております。
睡眠と腸活の関係
質の良い睡眠が自然免疫を高めるのに非常に重要だという事は分かりました。また、7時間半以上の睡眠と規則正しい生活習慣も大切です。しかし、これらを毎日の生活で行うことは、実際には難しいのが現実だと思います。では、どう補えばよいでしょうか?
DMエンザイムで腸活をする事で、リラックスをしながら深い質の良い睡眠を取れるように手助けをします。さらに腸活はストレス解消、リラックス効果もあるので睡眠には非常に効果的と言えるでしょう。質の良い睡眠をとる為にも「ビタミンC」「笑い」「食事」のサポートを得るのも一つの方法として大切な事です。

腸内環境を改善すると有効的ですね!

腸活するとぐっすり眠れて目覚めがとっても良いんですよね♡

ぐっすりと寝た日は、お掃除をする人も多いんですよ!

私もいつも、朝からお掃除しちゃいます
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自律神経と睡眠の関係
睡眠と自律神経の関係は深いです。まず自律神経は「交感神経」と「副交感神経」の2つに分かれていて、交感神経は昼の神経と言われ「興奮・活動」が主の働きになります、副交感神経は夜の神経と言われ、「睡眠・回復・休息」が主の働きになります。
睡眠不足になるとストレスを強く感じるので、常に交感神経が表に出て来ます、それにより、また寝れなくなるので負の連鎖を呼び、自律神経が乱れ免疫力が低下し、病気や風邪などの感染症に掛かりやすくなってしまいます。不眠症には気を付けましょう。

不眠症とうつ病
不眠症は交感神経が優位に立っている状態が続いている為、眠れなくなる症状です。眠れない症状は「うつ病」にも多く見られるために、不眠症が続くとうつ病の症状と言われる事も少なくありません。
不眠症は「うつ」を発生しやすい状況なので気を付けましょう。早めに医療機関を受診する事をお勧めします。

仕事が忙しく寝る時間が短い人は注意ですよ

不眠症からうつ病になるなんて知らなかったです

実は非常に危険なので気を付けてくださいね
質の良い睡眠をとる方法
まず、基本7時間以上の睡眠を心がけましょう!
そして質の良い睡眠をとる為に何をすれば良いかをご紹介します。

最後に
「寝る子は育つ」「寝不足が続くと風邪をひく」と言われていますが、実は凄く理論的に基づくことわざなのです。
寝る子は育つは、睡眠時の成長ホルモンの事で、寝不足が風邪をと言うのは、寝不足が免疫力を低下させるからだという事です。世の中には不眠症の人も多くいます、不眠は様々な疾患を引き起こし免疫力を下げるので非常に危険な症状と言えます。気を付けたいですね。
また、質の良い睡眠がとれている方は、そのままキープして質の良い睡眠をとる事を心掛け習慣づける事が良いでしょう!
今回の記事の理論を理解して生活の中で「質の良い睡眠」を取って頂きたいです。きっと周りの人達も幸せに出来るはずです。
【記事作成日】2025年2月1日
【記事タイトル】睡眠と免疫力の関係
【作成者】企画開発部 Noboru Suyama




